「素直になって」と言われても、なかなか変われない人っていますよね。
結婚生活が長くなるほど、パートナーに対しても自分に対しても、素直さより先に諦めが勝ってしまうことはありませんか。
『おとなの恋は、やぶさかにつき。』の駒子を見ていると、その”諦め”が少しほどけていくのを感じます。
駒子の素直さは、特別な努力の結果じゃない
駒子の素直さは、誰かを変えようとして作られたものではありません。
好きなものを好きと言い、嬉しいことを嬉しいと表現する——ただそれだけのことを、駒子は自然にやっているだけです。
結婚すると、素直な気持ちより先に「言っても仕方ない」が口癖になりがちですが、駒子を見ているとその順番が違っていたことに気づかされます。
こじらせた森崎さんが、少しずつ変わっていく
森崎さんは、仕事ではストイックで感情を見せないタイプ。
駒子と接するうちに、その頑なさが少しずつ緩んでいきます。
駒子は森崎さんを変えようと意気込んでいるわけではなく、ただ素直にそばにいるだけ。
それなのに、気づけば森崎さんの表情が柔らかくなっている——この変化の順番こそが、この作品の一番の見どころだと感じます。
南谷くんが現れても、駒子の素直さは揺らがない
まっすぐ好意を伝えてくる南谷くんが登場しても、駒子の駒子らしさは変わりません。
戸惑いながらも、自分の気持ちに素直に向き合い続ける駒子の姿は、誰かに気に入られるためではなく、自分自身のための素直さだったのだと分かります。
結婚生活の中で、自分の気持ちより先に「空気を読む」ことを優先してしまう瞬間、意外と多いですよね。
駒子の一貫した素直さは、そんな自分を少し見直すきっかけになります。
素直さは、特別な人だけが持つ力じゃない
駒子の素直さが森崎さんを変えていく様子を見ていると、「素直になる」ことは特別な才能ではなく、誰にでも取り戻せるものなのだと感じます。
忙しい毎日の中で、つい後回しにしてしまう自分の気持ち。
駒子の物語は、その気持ちにもう一度、素直になってみたくなるきっかけをくれます。
森崎さんが変わっていく様子を実際に読むと、駒子の素直さの”効き方”がじんわり伝わってきます。
1話だけでも、その空気感は十分に味わえるので、家事や育児の合間にぜひ読んでみてください。

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