素っ気ない態度を取られているはずなのに、なぜか気になってしまう人っていますよね。
『山田くんとLv999の恋をする』の山田くんも、まさにそのタイプです。
今回は、山田くんの”塩対応”がなぜこんなに人気なのか、その理由を考察してみます。
ゲームの中と現実、態度がまったく変わらない不思議
茜と山田くんの出会いは、ネトゲの中でした。
元カレにフラれた直後、同じギルドのアフロキャラに塩対応されたのが最初の印象。
そして現実で出会った山田くんは、ゲームの中とまったく同じ反応を見せます。
「まあ、興味ないっすね」という言葉と、しれっとした表情がぴったり重なっていて、二重の意味で塩対応を食らったような感覚になるシーンです。
冷たいのではなく、ただ興味がないだけ
山田くんの塩対応は、厳しさや冷たさとは少し違います。
どちらかというと「興味がないから、温度を感じさせない」というのが近い気がします。
突き放しているわけではないのに、素っ気なく見えてしまう——このニュアンスの違いが、山田くんというキャラクターの絶妙なバランスを作っているのだと思います。
初対面のあかねに見せた、さりげない優しさ
塩対応に見える山田くんですが、初対面のあかねが怪我をしていた時には、さっとコンビニで絆創膏を買ってきて貼ってあげています。
態度は素っ気ないのに、行動はちゃんと優しい。
初対面のあかねの話をなんだかんだ聞いてあげているところにも、興味がなさそうに見えて実は面倒見が良いという、山田くんの本質が垣間見えます。
関係が進むほど、優しさと甘さがどんどん見えてくる
物語が進むにつれて、山田くんの優しさや甘さは、初対面の頃よりもさらにはっきりと表に出てくるようになります。
最初の「興味ないっすね」からは想像できないくらい、あかねに対して素直な愛情を見せる瞬間が増えていく——このギャップの伸びしろこそが、山田くんというキャラクターの一番の魅力なのだと思います。
塩対応の正体は、「無関心」ではなく「不器用な優しさ」
結局のところ、山田くんの塩対応は、人を拒絶するためのものではありませんでした。
興味がないように見えて、実は誰よりも人をよく見ていて、さりげない優しさを行動で示すタイプ——だからこそ、素っ気なさの中に見える優しさに、読んでいるこちらまでときめいてしまうのだと思います。
山田くんの塩対応の裏にある優しさ、実際に読むとその温度差がじわじわ効いてきます。
家事や育児の合間、ぜひ読んでみてください。


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