朧の花嫁 感想|顔の痣の令嬢と目の見えない青年の大正ロマンスが優しく心を癒す

漫画レビュー・感想
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顔の痣を理由に家族から疎まれてきた令嬢と、視力を失いつつある青年の仮初めの婚約——そんな切ない出だしから始まる『朧の花嫁~かりそめの婚約は、青く、甘く~』。
でも読み進めると、切なさの中にじんわりと温かいものが広がっていく、不思議な読後感がある作品です。
「誰かに大切にされるって、こういうことなのかもしれない」——そう感じさせてくれる、忙しい主婦にこそ読んでほしい一作です。

あらすじ

時は大正。元華族の長女・清子は、顔の痣を理由に妹と比べられ、家族から使用人のような扱いを受けてきた。
運命を変えたい一心でお見合いに向かうが、相手の青年・朔弥は目が見えなくて——。
最初は冷たい態度をとられたものの、目が見えないからこそ清子の本質的な魅力に気づく朔弥。
噂とはまるで違う彼の優しさに、清子の心はじわじわと動き始める。
小説投稿サイト「エブリスタ」の人気小説をコミカライズした大正ロマンスです。

忙しい主婦にこそおすすめな理由

「自分には価値がない」という思い込みに縛られた清子が、朔弥や彼の家族・使用人たちに温かく迎えられることで少しずつ前を向いていく——その過程が丁寧に描かれているので、読みながら自然と応援したくなります。
1話ごとに二人の距離が少しずつ縮まる様子が心地よく、スキマ時間にさくっと読めるのに読み終わった後はじんわり温かい気持ちになれます。

おすすめポイント|疎まれても優しい清子のひたむきさが切なく美しい

顔の痣のせいで家族から存在を否定されるように育ってきた清子。
でも彼女は家族を恨むこともなく、ただひたすらに誰かの役に立とうとします。
愛されることを知らないのに誰かのために尽くせる——そのひたむきさが本当に切なくて美しい。
そんな清子が初めて「大切にされる幸福」を知っていく展開に、胸がぎゅっとなります。

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おすすめポイント|目が見えないからこそ清子の本質を見抜く、朔弥の在り方が尊い

もともとは視力があり、徐々に見えなくなっていった朔弥。
誰かの手を借りる生活でも卑下せず堂々としている彼の姿勢には、自分が大切にされてきたという土台があります。
彼が清子の痣を気にしないのも、見た目ではなく中身をしっかり見ているから。
そんな朔弥の在り方に、清子だけでなく読者まで救われるような気持ちになります。

おすすめポイント|緊張から少しずつほどけていく二人の距離がたまらない

最初はぎこちなかった二人ですが、思いのほか距離感が近い朔弥のふとしたスキンシップに、清子の表情が和らいでいく様子がとても微笑ましい。
特に、不安になった清子が「清子」と呼ばれた瞬間に朔弥の胸に飛び込んでいくシーンは胸がぎゅっとなります。
いつも控えめな彼女がそうしてしまうほど、朔弥を信頼しているということが伝わってきて——続きを読まずにはいられなくなります。

まとめ|忙しい主婦にこそ読んでほしい、心がじんわり温かくなる大正ロマンス

『朧の花嫁』は、外見の「欠点」や人からの評価に傷ついてきた人には特に刺さる作品です。
誰かに大切にされることの温かさを、清子と一緒に感じながら読める——そんな優しい物語です。
DMMブックスで配信中。まずは1話から読んでみてください。

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