『オークの樹の下』第121〜125話 感想|第4部完結!マクシーの覚悟とリフタンとの再会

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「オークの樹の下」第121〜125話では、戦場の中でマクシミリアンが見せる“本当の強さ”と、ついに訪れるリフタンとの再会が描かれます。
仲間たちと別れ、女司祭として身を隠しながらも必死に治癒活動を続けるマクシー。彼女の中にはもう、かつての弱々しい少女の姿はありません。

物語はいよいよ第4部の最終章へ。
愛と戦い、そして覚悟を胸に歩むマクシーの姿に胸が熱くなります。
この記事では、121〜125話のあらすじと見どころをたっぷりと語っていきます。

あらすじ ※ネタバレあり

戦乱の中、マクシミリアンはトロールに襲われる危機に陥りますが、神聖騎士団団長クアヘルに救出されます。
クアヘルはマクシーの“秘密”を見抜きつつも彼女を守り、2人の間には静かな信頼関係が芽生えていきます。

リフタンが無事だと知ったマクシーは安堵しながらも、セルビン城で負傷者の治療に尽力。
日々戦場で傷つく人々を助けながら、弱さを克服していく彼女の姿はまさに“戦う魔法使い”。

そんな中、師匠ルースと再会。懐かしくもコミカルな掛け合いに心が和みます。
やがてリフタンが近くにいると知り、胸を高鳴らせるマクシー。
しかし、エチレン城で遠くに彼の姿を見つけるも、言葉を交わすことはできません。

その後、リフタンが出陣した後の沐浴場で、ついに――彼と再会。
驚きと緊張の中、マクシーの正体が明かされる瞬間で第4部は幕を閉じます。

おすすめポイント

① 自分の選択に自分で責任をとるマクシーの覚悟

レムドラゴンやリフタンの戦況を知りたくて、女司祭のふりをしながら営舎で負傷者の治療や世話に奔走するマクシー。
日々疲弊する中、本来の目的であるリフタンの情報も得られず1日が過ぎていき、自分の行動に疑問を持ちそうになる瞬間があります。

これまでならすぐに自己否定や後悔をしていたマクシーですが、自分の頬をパン!と叩き、「自分で決めたことだから」と覚悟を決め直します。
か弱かった少女から、しぶとくたくましい魔法使いへと変化した姿は圧巻で、読んでいるこちらも気持ちよくなります。

② ルースとの再会

気持ちを引き締めたマクシーの前に、ちらほらと現れるレムドラゴンの騎士たち。
そして、ついに師匠ルースを発見します。他の騎士には遠くから見るだけのマクシーも、ルースには自ら近づきツンツン!

ルースがマクシーに気づいた瞬間の顔と、ほわほわ笑顔のマクシーの対比が最高。
ツッコミも漫才のようで思わず笑ってしまいます。やはりマクシーが心を開ける相手はルースだと実感できる、微笑ましいシーンです。

③ リフタンを遠くから見つめる切ない気持ち

ついにリフタンがいる前線拠点のエチレン城へ到着。
城門には騎士がいるものの、マクシーはなんとかバレずに潜入。ホッとするのも束の間、ルースの後ろからリフタンがやって来て…

「あ、見つかっちゃう…?」
とハラハラ、ドキドキ。

結局、この時はバレず、木陰からそっとリフタンの様子を見つめるマクシー。
怪我なく元気な姿を確認し、安心と愛しさが溢れる表情に、読者もほっと胸をなでおろします。

④ ついに再会…!?

リフタンが前線に出て1週間程拠点を離れた隙に、マクシーは沐浴の時間を迎えます。
汗でドロドロの体をきれいにしようと沐浴場に向かうと、なんとリフタンが…!

マクシーの声で勘付くリフタン。しかし、何とか顔を見せずに回避するマクシー。
ついに、ついに秘密がバレる瞬間――。第4部がこのシーンで終了します。
「次どうなるの!?」と気持ちが高ぶる、ずるい終わり方です。

まとめ

第4部完結!
戦争を背景にした重めの内容の中、マクシーの成長とリフタンへの想いが丁寧に描かれています。
恋愛要素は控えめながら、最後にはついに再会を迎え、次の展開への期待感が高まる回でした。

次の第5部がどんな展開になるのか、今から待ちきれません!

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