こんにちは。
今日も大好きな『オークの樹の下』、71〜80話の感想をお届けします!
この10話は、とにかくマクシーの頑張りすぎる姿と、それを見て何もできないリフタンの切なすぎる愛に、感情がゆさぶられる…。
◆ あらすじ(※ネタバレあり)
工事現場で発生した大事故。
マクシミリアンは命がけで回復魔法を使い、多くの人を救いますが、自分の身体と魔力は限界状態に…。
そんな中、さらなる魔物の襲撃が発生!
マクシーは戦いの場で倒れてしまいますが、駆けつけたリフタンと王女アグネスに助けられます。
でも、無茶をしすぎたマクシーにリフタンは激怒。
言い争いになり、ふたりの間には気まずい空気が…。
その後、春祭りをきっかけにアグネス王女や周囲との交流が深まり、少しずつリフタンとの関係も修復。
マクシーは魔法の実践を重ねて自信をつけ、これからに期待が高まる流れとなっています!
★ おすすめポイント3つ
① 初めての“本格”回復魔法に挑戦するマクシー
魔物の襲撃により重傷者が続出。
マクシーは今までの練習を超えて、本気の回復魔法を使うことに!
しかも対象は何人も。しかも重傷者。
「この人が最後なら…」とふらつくほどの限界状態でも、諦めずに魔法をかけ続けるマクシーの姿に、気づくと自分の手にも力が入ります!
② 命の危険にさらされたマクシーを心配するリフタンの愛が深すぎる
マクシーの体と魔力はすでに限界。
命の危険すらある状況に、リフタンの心配レベルも過去最高。
なにせ今回ばかりは、リフタンの力ではどうにもできない事態。
敵が相手なら剣を振るえばいい。でも今回は違う。
魔力の枯渇による命の危機。マクシーを助ける手段がない。
だからリフタンは、ただ温めて、祈るように見守ることしかできないんです。
そんな中で感情が爆発し、マクシーに強い口調で怒ってしまうリフタン。
でもそれも、愛しさゆえ、守れない苦しさゆえ…。
マクシーもリフタンも、お互いの気持ちは本当にまっすぐなのに、すれ違ってしまってるのが切なすぎる…!
読者としては「どっちの気持ちもわかる〜〜」って、何回も胸を押さえてしまいました。
③ 春祭りでの交流と、少しずつ回復していく夫婦の関係
気まずくなってしまったふたりですが、アグネス王女をはじめとする周囲の人たちとの交流や、春祭りの空気が少しずつ緊張をほぐしてくれます。
この辺の描写がまた丁寧で、こじれていた二人が周囲の人々の関係の中でほぐれていく…としみじみ。
マクシーは周囲との交流や魔法の実践の中で、少しずつ自信を持ち始めます。
リフタンもそんなマクシーの成長を、少し距離をとりながらもちゃんと見ていてくれていて…
ふたりの関係、すぐに元通りとはいかないけれど、確実に絆は深まっている。そんな優しい余韻が残るお話でした。
おすすめは76話の春祭りで、リフタンが町の女性に言い寄られるところをマクシーが牽制、それにうれしくもあり恥ずかしくもあるリフタンが赤面しながら「妻が…ダメだと言ってるじゃないか」と…
キャー、こっちも赤面。いつもなら、無表情で蹴散らしそうなくせに、マクシーが嫉妬してるのがうれしくて…。公衆の面前で赤面…リフタンが赤面!!!!
最高にニヤけます!!!!
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◆ まとめ
71〜80話は、マクシーの限界までの頑張りと、リフタンのどうしようもない不器用な愛が、心に刺さる10話でした。
命の危機、夫婦のすれ違い、少しずつ近づく心…。
“愛し方”を探しながら進んでいくふたりの姿に、今回もまた心を掴まれました!
次回は81〜90話へ!ますます目が離せません✨

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