これまで円や佐和子のダメンズをご紹介してきましたが、今回は 「千代編」 です。
千代は少女漫画を愛読して育ち、まるで漫画のヒロインのような恋愛を夢見ている女の子。
乙女心全開で理想の恋を追いかけるあまり、現実とのギャップに戸惑っては彼のもとから逃げ出してしまう…そんな、ちょっと不思議な魅力を持つキャラクターです。
千代の彼はダメンズ?それとも神彼氏?
千代が関わる男性は、他の2人と比べるとほぼ一択。
そう、千代の「彼」こそが彼女の物語を彩る存在です。
千代は漫画的な理想を求めるあまり、彼に対してハードルの高い要求をしてしまうことも。
それでも彼は懸命に千代の理想に近づこうと努力します。
- イギリスやベルギーの王室に入る方法を真剣に考える
- 王子様に近づこうと乗馬を始める
- どんなに振り回されても千代に尽くす
その健気さは、もはやダメンズとは真逆。
「いい男すぎる…!」と読んでいて思わず感心してしまうほどです。
印象的なエピソード
努力家の彼ですが、完璧ではなくちょっと抜けているところも。
- 私服が驚くほどダサい
- 千代に「暴れん坊将軍みたい!」とからかわれる
- 帰り際のデコチューに「大の大人がデコにキス?」とドン引きされる
どれも深刻な「ダメンズ要素」ではなく、むしろ彼の人間らしいかわいらしさが光るシーンばかり。
むしろ千代の理想の高さに振り回されている彼の方が気の毒に見えるくらいです。
ダメンズポイントは…ほぼなし!
これまで紹介してきた男性陣が「正真正銘のダメンズ」だったのに対し、千代の彼は違います。
無理やり「ダメンズポイント」を探すなら、毛にまつわる小ネタが多いくらい。
でも、毛があるのは当たり前のこと。ダメンズ呼ばわりするにはあまりにも無理があります。
まとめ|千代は愛すべき乙女キャラ
千代の恋愛観はかなり偏っているし、相手によっては「やばい女」に見えるかもしれません。
でも、そんな千代を受け止め、彼女の理想に歩み寄ってくれる彼に出会えたのは、奇跡のようなこと。
『深夜のダメ恋図鑑』の中では珍しい、 ダメンズじゃない男性キャラ と言えるでしょう。
千代の「理想と現実のはざまで揺れる恋」は、彼女が愛すべきキャラクターであることを改めて感じさせてくれます。
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