大正時代を舞台に、“見えないもの”の美しさと、“見た目に縛られる苦しさ”を丁寧に描いた物語ーー
それが『朧の花嫁~かりそめの婚約は、青く、甘く~』です。
生まれつきのあざを理由に家族からも冷遇されてきた主人公・清子と、視力を失いつつある青年・朔弥の仮初めの婚約。
けれどその“仮”だったはずの出会いが、少しずつ二人の人生を変えていきます。
今回は、現在54話まで配信中の本作について、無料17話までの感想とおすすめポイントをご紹介します📖✨
📚あらすじ(めちゃコミより)
時は大正。元華族 伊知地家の長女である清子は、器量良しだが顔に痣があることを理由に妹と比べられ、家族から使用人のような扱いを受けていた。運命を変えたい一心でお見合いに向かうが、相手の朔弥は目が見えなくて──
💡おすすめポイント3つ!
① 自己肯定感ゼロの清子が、少しずつ前を向く
顔の痣によって家族や周囲から疎まれてきた清子。
常に人の顔色をうかがい、気配を消すように生きてきた彼女は、自分自身の価値を見いだせずにいました。
そんな彼女が出会ったのが、視力を失った青年・朔弥。
最初は冷たい態度をとられたものの、目が見えないからこそ、清子の本質的な魅力に気づく朔弥の存在により、少しずつ心が変わっていきます。
朔弥だけでなく、彼の家族や使用人たちも清子を温かく迎えてくれ、
“自分を大切にしてくれる人がいる”という実感が、清子の思考や行動を前向きに変えていくのが、読んでいて本当に嬉しくなります😊
② 支えられて生きることに誇りを持つ、朔弥の姿勢
朔弥はもともとは視力があり、徐々に見えなくなっていった人物。
その過程で、“見える世界”も、“見えない世界”も知っているからこそ、彼の感性には深みがあります。
誰かの手を借りる生活をしていても、それを卑下せず、堂々としている朔弥の姿勢には、
自分が大切にされてきたという土台があるのだと感じられます。
彼が清子の痣を気にしないのも、“見た目ではなく中身”をしっかり見ているから。
そんな彼の在り方に、清子だけでなく読者も救われるような気持ちになります。
③ 緊張感から、やわらかく変わるふたりの距離
最初はぎこちない2人の関係でしたが、朔弥の距離感が思いのほか近かったり、ふとしたスキンシップがあったりして、清子の表情が和らいでいく様子はとっても微笑ましいです☺️
特に、朔弥の母が清子の痣に驚いて倒れた時、不安になっていた清子が部屋に入ってきた朔弥に抱きついた場面は印象的でした。
いつも控えめでおずおずとした清子が、「清子」と呼ばれた瞬間に彼の胸に飛び込んでいったあのシーンは、胸がぎゅっとなります💕
少しずつ心がほどけていくふたりの関係が、これからどこへ向かうのか…続きを読まずにはいられません!
🪞まとめ
『朧の花嫁~かりそめの婚約は、青く、甘く~』は、外見の“欠点”や人からの評価に傷ついてきた人には特に刺さる作品です。
登場人物たちのまっすぐな思いや、少しずつ育っていく愛情に心があたたかくなり、
「誰かに大切にされるって、こういうことなのかもしれない」と感じられる物語。
現在めちゃコミで54話まで配信中(続話あり)なので、気になった方はぜひ読んでみてくださいね📱✨
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